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COLUMN
長年使用してきた電動機(モーター)に異音や発熱などの不具合が出てきたとき、あるいは予防保全を検討するとき、「オーバーホール(整備)で延命するか」「新品に更新するか」で迷うケースは少なくありません。判断を誤れば、余計なコストや突発停止につながることもあります。本記事では、オーバーホールの内容と、オーバーホールと更新のどちらを選ぶべきかの判断基準を分かりやすく解説します。
オーバーホールとは、モーターを分解して行う総合的な整備のことです。一般的には、「分解 → 清掃 → 点検 → 部品交換 → 再組立 → 絶縁処理・試験」という一連の工程を経て、モーターを新品に近い状態へ回復させます。
具体的には、ベアリングやシールといった消耗部品を新品に交換し、内部にたまった汚れや粉塵を除去。絶縁状態を点検・処理したうえで組み直し、動作試験を行います。一部の部品交換にとどまらず、モーター全体を対象とする点が特長です。
なお、焼損時などに行う「コイルの巻替え」は、整備メニューの一つ。オーバーホールは、それも含めたより広範囲な整備と考えるとよいでしょう。
オーバーホールでは、次のような不具合や、その前兆に対応できます。
これらの症状は、放置すれば焼損や突発停止といった重大なトラブルに発展しかねません。前兆の段階で計画的に整備すれば、被害が拡大する前に設備を延命できます。
オーバーホールには、次のようなメリットとデメリットがあります。
メリット
デメリット
コストと延命の面で有利な一方、「元に戻す」整備である点は理解しておく必要があります。
では、オーバーホールと更新のどちらを選ぶべきか。判断のポイントは複数あり、総合的に比較することが大切です。
これらを踏まえ、「今回だけのコスト」だけでなく、今後の稼働と維持費まで含めて判断することが重要です。
モーターを更新する場合は、高効率モーター(IE3クラス等)へ切り替える好機でもあります。同じ用途でも消費電力を抑えられるため、電気代の削減や、脱炭素・省エネにつながります。
オーバーホールでは効率は元のままですが、更新であれば運転コストそのものを下げられる可能性があります。初期費用だけでなく、長期的なランニングコストまで含めて比較検討するとよいでしょう。
藤川伝導機は、電動機・モーターの取り扱いに特に強みを持つ商社として、オーバーホールの手配から新設時の最適なモーター選定まで、幅広くサポートいたします。
主要メーカーの製品・部品を豊富に在庫し、全国のネットワークを活かして、突発的な故障にもスピーディーに対応。整備・交換にとどまらず、高効率モーターへの更新や省エネのご提案まで、ワンストップでお応えします。
「オーバーホールと更新のどちらがよいか分からない」といったお悩みも、お気軽にご相談ください。
電動機のオーバーホールは、コストを抑えつつ設備を延命できる有効な整備方法です。一方で、経過年数・入手性・省エネ効果などによっては、更新のほうが適している場合もあります。オーバーホールと更新は、目先の費用だけでなく複数の観点から総合的に判断することが大切です。迷ったときは、ぜひ専門家へご相談ください。
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