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CASE
お客様の物流センターで多くの蛍光灯を使用しているため、2027年問題への対応として、交換を検討しているとご相談を頂きました。
お客様の物流センターに照明を設置してから約10年が経過。1階フロアの照明は4~5年前に水銀灯からLED照明への交換が完了していましたが、3階および4階フロアでは依然として蛍光灯照明が使用されており、200本以上の蛍光灯を運用中でした。この蛍光灯は毎年40~50本程度交換が必要で、倉庫の天井は高さが2m以上と高所作業が伴うため、交換作業が滞ることも課題となっていました。
2027年の蛍光灯製造中止に伴って様々なリスクがあるため、早期に交換する必要がありました。
従来から照明を含めた機器をお納めしていた当社から、物流センター全体の蛍光灯をLEDに交換する提案を実施させていただきました。
工事着手にあたり、まずは数週間前に工程表を各フロアに配布し、日程を周知することで、作業による業務への影響を最小限に抑える計画を立てました。
作業中はブレーカーを落として暗所作業となるため、各フロアごとに作業場所の優先順位を協力会社と打ち合わせ、スムーズな作業を実現。
今回のプロジェクトでは、三菱電機製の照明器具「EL-LH-L40703」とライトユニット「EL-LU40533N」を採用。既存の蛍光灯照明を取り外し、LED照明へ完全に入れ替えました。また、配線をLEDに最適化する「バイパス工事」を同時に実施し、長期的な運用の効率性を向上させました。
作業の結果、点灯しなかった箇所も安定器の交換や照明の増設により改善され、暗い部分がなくなりました。従来の蛍光灯では15~30lux程度だった明るさが、LED照明により100~130luxに向上し、明るい箇所では200lux近くまで改善されました。これにより、倉庫全体が明るくなり、作業効率の向上と安全性の強化が図られました。
今回のLED化によって、この物流センターは省エネ・節電を実現し、より明るく快適な作業環境になりました。蛍光灯と比べて消費電力が大幅に削減されるため、電気料金の節約にも貢献します。また、LED照明は長寿命であるため、交換頻度が減り、メンテナンスコストも削減できます。
2027年の蛍光灯製造中止直前になると欠品や工事会社のスケジュールが抑えられないなど様々なトラブルが発生することが予見されます。いずれ来る交換のタイミングを前に、早め早めに計画・交換を実施することが重要です。
蛍光灯からLED化される際は是非ご相談いただけますと幸いです。
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