FA機器・伝導機器の幅広い取扱いから最適なエンジニアリングを実施
CASE
既存のお客様にて溶接ラインの反転装置の主軸折れでライン停止発生。
大幅な生産遅延が発生しているため、至急対応できないかとご連絡を頂きました。
お客さまにて定期点検を実施されていましたが、金属疲労等の目に見えない劣化までの確認は行っておらず、主軸割れという大きなトラブルが発生してしまいました。
【反転装置の主軸折れの原因】
過負荷による機械的ストレス: 主軸に過剰な荷重がかかると、材料の限界を超える力が作用し、最終的に主軸が折れる可能性があります。
材料の欠陥や劣化: 主軸が製造時に材料の欠陥を含んでいたり、使用に伴う疲労や腐食により劣化していると、強度が低下し、折れやすくなります。
不適切なメンテナンスや取り扱い: 定期的なメンテナンスが行われていない場合や、装置の設置や取り扱いが不適切である場合、主軸に予期せぬ力が加わり、折損につながる可能性があります。
今回のように生産ラインが停止してしまうような大きなトラブル「ドカ停」が発生してしまうと、復旧に時間がかかり長時間ラインが停止してしまうため、多大な損失が発生する場合が多くあります。
≪参考コラム≫
>>工場の稼働を止めるドカ停のリスクと対策
当社にて、AEセンサーを用いた金属疲労の見える化による予兆保全システムをご提案。
AEセンサーとは、物質の変形や破壊に伴い発生する男性波を検出し、波形を電気信号に変換できるセンサーです。このセンサーを用いることで、金属同士のこすれを集積し、金属疲労を把握することが可能となります。
結果として、主軸の金属疲労を把握して、破損する前に交換するメンテナンス体制が構築できました。
メーカー:センサーメーカー(JCC)・システム構築(地元SIer)
型式:MEL-EQUATTRO/FAEN-S150I システム構成は三菱PLC各種
ドカ停が発生すると、生産ラインの停止により大きな損失が発生すると同時に、お客様からの信頼を失い先々の案件への影響もゼロではありません。
工場内の各設備の定期メンテナンスの内容を確認し、見えないリスクが残っていないか、プロの目でチェックすることが重要です。
過去にドカ停が発生してしまった。現在のメンテナンス内容に不安がある。等のお悩みをお抱えのお客様がおられましたら、一度当社にご相談ください!
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