FA機器・伝導機器の幅広い取扱いから最適なエンジニアリングを実施
CASE
お客様は、工場の生産ラインで金属板を搬送するコンベアベルトを使用されていました。高温の炉の中を通過するため、特殊な耐熱性を持つジークリング社製のP10/1-NA(FT)FDA 500Wという型式を利用されていました。
問い合わせをいただいた際、搬送する金属板のバリなどが原因で、2か所破れてしまっていました。ベルト1本の価格は90万円前後と高額なため、お客様は予算の都合上、ベルト全体の交換ではなく、破れた箇所を部分的に交換する「中入れ」での修理を希望されました。
これまでお客様は自社の補修でベルトの延命を図っていましたが、経年劣化による損傷の進行を懸念。そこで、次回の生産ライン停止日に合わせて、1日での修理完了をご依頼いただきました。
コンベアベルトが破損した場合、ベルト全体の交換となると高額な費用と長い交換時間がかかります。しかし、「中入れ修理」という方法なら、費用を抑え、短時間で復旧させることが可能です。
中入れ修理とは、破損した部分だけを新しいベルトに交換する修理方法です。ベルト全体を交換する必要がないため、費用を抑えることができ、交換時間も短縮できます。
中入れ修理のメリット
中入れ修理は、ベルトの破損状況や種類によっては対応できない業者があります。修理をご検討の際は、当社までご相談いただけますと幸いです。
お客様のご要望を受け、まずは現場確認を実施。コンベアベルトの状態を正確に把握し、破損状況や作業スペースなどを確認しました。その上で、当社協力会社と連携して作業内容を伝達し、当日の作業がスムーズに進むよう綿密な打ち合わせを行いました。
修理当日、お客様には制御周りの確認・調整を、当社はエンドレスの繋ぎ部分の接合作業を担当しました。中入れ工事では、ベルトを2か所で切断し、新しいベルトを挿入して接合する必要があり、通常の修理よりも時間と手間がかかります。さらに、今回は特殊な耐熱ベルトであったため、いつも以上に慎重に作業を進めました。
8時から開始した作業は、16時頃には無事完了。お客様の工場の生産ラインを停止させることなく、コンベヤベルトを復旧させることができました。
今回の迅速かつ的確な対応により、お客様から高い評価をいただきました。特殊なベルトの修理に対応できる業者として、今後も継続的な取引が見込まれます。
当社はベルトコンベアに関する様々な事例がございますのでご検討時でもお気軽にお問い合わせください。
FDエンジニアリングサービスをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
当サイトに掲載されている内容では解決できないお困り事や、相談などがございましたら
お気軽にご相談頂けますと幸いです。
豊富な実績により培われたノウハウで、お客様の課題を解決に導くご提案を実施させていただきます。