FA機器・伝導機器の幅広い取扱いから最適なエンジニアリングを実施
SERVICE
FDエンジニアリングサービスが提供する
工場や倉庫などで問題となる室内の温度上昇を、建屋外部・内部の遮熱処理によって抑制する工事です。屋根や外壁に専用遮熱材を施工することで、太陽光による熱の侵入を大幅に低減し、室内温度の上昇を防ぎます。
FDエンジニアリングサービスでは、工場設備の総合サポート企業として、建屋の遮熱工事にも対応。全国対応で、状況に応じた最適な工法をご提案します。
金属屋根の工場や倉庫では、夏季に屋根表面の温度が70〜80℃近くまで上昇し、その熱が屋内に伝導して室温が急激に上がります。特に天井が低い現場や断熱が不十分な建屋では、室温が40℃を超えるケースもあり、作業効率が著しく低下します。現場では「冷却ファンやエアコンを使っても全く追いつかない」「午前中と午後で体感温度が10℃も違う」といった声も多く、現場作業そのものが安全に成り立たない状況が生まれています。
遮熱性の低い建物では、外気温の上昇とともにエアコンの消費電力が指数関数的に上昇します。特に屋根や壁から日射熱が侵入する構造では、室内に冷気が滞留せず、空調設備が常時フル稼働になり、ピーク時の電力契約容量を超えてしまうこともあります。これにより「電気代が前年比で30〜50%増加した」「エアコンを新設したのに冷えない」といった深刻な電力コストの課題が浮き彫りになります。また、電気料金の高騰により、生産コストの上昇も避けられず、経営判断に直結する課題です。
近年の猛暑傾向により、熱中症による労災リスクがますます高まっています。厚生労働省が定める「暑さ指数(WBGT)」でも、警戒水準を大きく超える環境下で作業が行われている現場が多数存在します。現場では、冷却ベストの配布やスポットクーラーの導入など対症療法的な対策を行っていても、空間全体の温度が高ければ根本的な解決にはなりません。「毎年数人が体調不良で早退している」「夏場だけ人手が集まらない」といった声が現場から上がっており、企業の人的資本リスクとしても見逃せない問題です。
point01
FDエンジニアリングサービスでは、設備設計・制御・施工・修理まで一貫して対応できる技術力を活かし、単なる暑さ対策ではなく、生産現場における熱中症リスクを多面的に分析・改善します。
屋根や壁からの輻射熱対策としての遮熱施工に加え、送風機や局所冷却装置など空調機器の最適配置も含めた、空間全体の温度コントロールを実現します。さらに、作業動線や機器の配置も踏まえたゾーンごとの温度差対策にも対応。
お客様の設備構造や稼働条件を熟知したエンジニアが、現場に最適な手法を組み合わせてご提案します。
point02
当社は全国各地の拠点・協力会社ネットワークを活かし、現地調査から工事実施までスピーディに対応できる体制を整えています。
熱中症対策工事では、工場の生産ラインを止めずに施工したいというニーズも多く、当社では稼働状況や作業時間帯を考慮した柔軟な工程管理が可能です。特に夏場のピークシーズンを迎える前の短納期案件にも対応しており、応急的なスポット冷却対策と、恒久的な遮熱・換気工事を並行して行うことも可能です。
地域密着のネットワークを活かしながら、全国対応ができる体制により、緊急性の高い現場にも確実に対応いたします。
point03
熱中症対策は単に気温を下げるだけでは不十分です。私たちは、FA機器・制御盤・電気設備の設計・修理で培った現場対応力を活かし、作業環境そのものを安全で快適に保つための提案を行います。
例えば温度上昇による機器の誤作動や制御異常、モーターや制御盤内の発熱が作業者の負担に直結するケースもあります。当社では、これらの発熱源の影響を分析したうえで、遮熱・送風・換気・局所冷却などを組み合わせ、現場の温度・湿度・気流環境を最適化。電気的トラブルを防ぐとともに、作業員の体調管理リスクを低減します。
設備と人の両方を守る対策が実現できるのは、設備全体を理解する当社ならではの強みです。
まずはお客様の工場や倉庫へ担当者が伺い、日射状況や建物構造、空調稼働状況などを確認します。温度測定やサーモカメラによる熱分布の可視化も実施可能です。作業環境の課題を正確に把握することで、最適な遮熱工法の提案につなげます。
現地調査の結果をもとに、建屋構造やご予算、工事可能な時間帯などを考慮した遮熱対策プランを策定します。塗装、シート貼付、断熱材敷設など複数案を提示し、それぞれの効果とコストを明記した見積書をご提出します。
ご提案したプラン・お見積りにご納得いただけましたら、正式な発注書を交わしてご契約成立となります。工事の進め方やスケジュール、作業時間帯、工場稼働との兼ね合いなどについて、詳細な打ち合わせを行います。
実際の施工前に、安全対策や作業エリアの確保、使用材料の搬入計画などを含めた工程ミーティングを実施します。KY(危険予知)活動を事前に行い、現場でのリスク回避策を講じた上で、スムーズな施工体制を整えます。
施工は経験豊富な職人が対応し、工場稼働中でも安全を確保しながら実施します。完了後は温度の変化を確認するための測定も実施。ビフォーアフターでの温度比較や、空調機器の負荷低減などの効果もご報告します。
施工後、完了報告書をお渡しし、今後の保守・点検や追加対策のご相談も承ります。季節ごとの温度変化への対応や、数年後の遮熱材性能の劣化確認など、中長期的な視点でのアフターフォロー体制を整えています。
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豊富な実績により培われたノウハウで、お客様の課題を解決に導くご提案を実施させていただきます。